※2017年5月31日、第5世代のSurface Pro発表に合わせて一部追記、記事タイトルを編集しました。
2015年6月19日(金)に発売されるマイクロソフトタブレット「Surface 3」の話題ではなく、先行して2014年6月に発売された上位機種「Surface Pro 3(サーフェスプロスリー)」のレビュー記事を購入して数ヶ月経過した身でぶっ込んでみます。
※2015年11月12日の「Surface Pro 4」発売に備え?一部読みやすく編集しました。
なぜSurface Pro 3を買ったのか?
Window 8の使用感とレクチャー用にacerのタブレットを2012年末に購入して完全にiPadの代わりとなって使っていましたが、そのうちタブレットモードで使うのはMetro UIのInternet Explorerのみとなってきたため、個人的にはノートPC買うほうがいいよねって思ってはいたのですがずっと見送り状態(検討対象はLavie ZとVAIO)。
それがAdobe Creative Cloud利用者向けにSurface Pro 3が特別価格で購入できるキャンペーンがあり、そんじょそこらのキャンペーンとは比較にならない値引き(Creative Cloudを1年間使ったぐらい)の恩恵にまんまと乗せられて買ってしまいました。
しかもインテルCore i7・512GBの最上位機種にタイプカバー付きのモデル。(^_^;)
512GBモデルと組み合わせるタイプカバーは黒しかなかったのですが、そこは贅沢言ってるところではありません。
Surface Pro 3を買ってよかったところ
本当に持ち運びしやすい!
Surface Pro 3は厚さ、寸法ともacerのタブレット並で重さも変わらず。
ただacerタブレットの時は折りたたみキーボードも持参していたので、小さめのノートパソコンを持ち運ぶのと重さは同程度でした。
持ち運ぶものがACアダプターに代わりましたが、これまで自分が持ち運びしていた状態とほぼ同じで使っています。
ACアダプターにUSBポートが付いているのは便利!
ハードウェア性能は最上位モデルなので体感的な速さは普通に満足しています。
(追記)静かな場所ではたまーにファンの鳴る音が気になる程度でしょうか。
個人的にはACアダプターにUSBポートがあるのは助かります。
(上の写真で手前右側に1つ)
iPhoneの充電をするために重宝しています。
ノートパソコンとして使うには最適!
最初からタイプカバーも揃えたため、タブレットモードとして使用することが私は全然ありません。
Microsoft Office 365もAdobe Creative Cloudも問題なく作動するため、ハイスペックマシンをいつでもどこでも使えるのは本当にありがたいことです。
Surface Pro 3のタイプカバー絡みの問題は、後継のSurface Pro 4タイプカバーを購入することで解決しました。
Surface Pro 3のキーボードを使いやすくするために設定変更したところ3つ
※「Surface Pro 3の使いづらい!だから設定変更したところ」から見出しを変更しました。(2015年6月21日)
性能面に不満がないので、他の方のレビューみたいに唸るような文章がありませんよね(汗)。
そこで、使っていくうちに不便だったので設定変更したところと参考にしたURLを紹介します。
1. タイプカバーキーボードの「ファンクション(Fn)キー」をF1~F12優先に
Surface Pro 3タイプカバーのキーボード最上部は絵柄やHome、Endといった機能キーとF1からF12までのファンクションキーが並んでいます。
そのまま押すとファンクションキーではなく機能キーの方が有効となります。
Microsoft IMEの全角カタカナ変換(F7キー)や半角英数変換(F10キー)、ブラウザの再読み込み(F5キー)などファンクションキー多用派の私としましては標準だとFnキーを押しながらこれらのキーを押すのは苦痛という他無くですね。
しかもFnキーは右手側についてるときたもんだ。
ここはSurface Pro 3を使っている諸先輩方にならって設定変更。
Surface Pro 3 で「Fn」キーを押したままの状態(ロック)と解除を切り替えるファンクションキー操作 | なにごとも経験
http://www.nanigoto.com/fn/
ファンクションキーのロック、ですと。ふむふむ。
FnキーとCaps(英数)キーとを同時に押してファンクションキーのロック(常にF1~F12キーを単独で押して使えるようにする)切り替えができる。
実際はFnキーを押しながらCaps(英数)キーを押すとうまく切り替え(ファンクションキーロック)ができました。
意外な発見として、Surface Pro 3対応タイプカバーはFnキーが右手手前(左矢印キーの隣)にあるため、右利きの私はFnキーを押しながらHome(F9キー)やEnd(F10)キーが使いやすくなりました。ホームページの先頭に移動するときとか便利。
2. タッチパッドの右クリックがやりにくい!→簡単に解決
タイプカバーのマウス部分にあたるタッチパッドは軽く触れてもクリック操作になったりパッドエリア全体が押し込めるようになったりして、よくあるノートパソコンのタッチパッドに比べると扱いづらいです。
パッドエリアがジェスチャー部分とボタン部分とにはっきり分かれていないのです。
特に、Surface Pro 3対応タイプカバーキーボードに右クリックのショートカットキーが無いため買った当初は苦労しました。
こちらは「マウスジェスチャー」を覚えると快適になりました。参考にしたのはこのページ。
Surface のタッチパッドの使い方: 世の中は不思議なことだらけ
http://snow-white.cocolog-nifty.com/first/2014/07/surface-550c.html
タッチパッドを指2本で軽く触れる
どうでしょう。慣れるとあっさり右クリックできました。
3. スクリーンショットを撮る
※思い出したので2015年6月21日追記しました。(^_^;)
Surface Pro 3のタイプカバーにはPrintScreen(プリントスクリーン)キーが無く、スクリーンショット(画面キャプチャ)が思い立ってもすぐに撮れないためどうしようかと思っていましたが、ちゃんと使い方があるのですね。
Surface Pro 3 のスクリーンショット(画面キャプチャー)の撮り方と Surfaceペンの連動 | なにごとも経験
http://www.nanigoto.com/capture/
「Windowsロゴ」キー+「Fn」キーを同時に押し、その状態で「スペース」キーを押せば撮れる
キーボードを使ってスクリーンショットを撮るのが個人的には自分のタイミングに合わせて使えるので助かる情報でした。
3つとも、タイプカバーの使い方の工夫によるものでしたね。(^_^;)
いかにキーボードの操作性を重視していたか、自分で記事を書いてみて気づきました。
余談ですが、タイプカバーでのキータッチに慣れるとデスクトップ・ノートPC問わず他のキーボードがとても高級な操作感に思えてしまうところが不思議です。
まさかマイクロソフト様が最適なノートパソコンを作ってくるとは
パソコンの操作を教えることでこれまでたくさんのパソコンに触れてきましたが、正直Windows 8以降搭載のノートパソコンとしてはSurface Pro 3が最適解になったのではないかと思います。
持ち運び需要、取り回しに合った性能(スペックによって体感は変わるでしょうが)、デスクトップモードでは結構重視されるMicrosoft Officeの使い勝手、いずれも私が使う限りではとても満足する使用感ですね。
兄弟モデルとなるSurface 3がコンパクトサイズかつ4G LTE対応モデルとなったため、仕事柄Windowsじゃなきゃダメなのって人にタブレット的な使い方を浸透させたい(当初の私の目的のような)狙いもあるでしょうが、やっぱりノートパソコン選びのひとつになるかなと思うぐらい使いやすいと私は思っています。興味ある方は機会があれば触れてみてください。
【追記】Surface Pro 4用タイプカバー装着!
※2019年1月27日一部追記しました。
Surface Pro 4が発売されしばらく後、Surface Pro 4用タイプカバー(専用キーボード)を購入しました。
色はシアン。
Surface Pro 3と同時購入した黒のタイプカバーとの比較。
上がSurface Pro 3用、下がSurface Pro 4用の映える水色です。
Surface Pro 4用タイプカバーに替えたことで、
キーボードの設定変更が必要無くなり、使いやすくなりました。
ヨドバシカメラで17,710円(当時)は結構な買い物ですが、さすが純正品。買ってよかったです。
Surface Pro 4用タイプカバーを使った感想
文字キーが独立して押しやすい!
個人的にたいした変化ではありませんが、私はいい方向に使いやすくなりました。
手の大きさやタイピングのポジションの違いで快適に感じる人もいれば、
かえって使いにくくなった、なんて人もいるでしょう。
[Fn](ファンクション)キーが使える!
とっても小さなオン/オフランプが点灯/消灯するため、
オンでファンクションキーが有効、オフで機能キーの方が有効、と区別し易いです。
ただし、場所によってランプの点灯が非常に見にくいときがあります。
右クリックキーが使える!
右クリック大好きっ子には嬉しいキーが割り当てられました。
ワイヤレスマウスが使えない広さで作業をするときも役に立ちます。
タッチパッドの面積が広がった!
タッチパッドの左クリック・右クリックともに、押すときの動作に違和感はありません。
ただしスペースキーが使いづらい
日本語キーボードの場合、スペースキーが文字キーの約3.5倍もの長さを誇っているのですが、
タッチタイピングで漢字の変換をするときはスペースキーの左端か右端を押すようになります。
このとき、強めに押し込まないと作動しません。
長いこと使いましたが、この現象は変わりませんね。
タイプカバーの個体差だと信じましょう。
使えば使うほど味が出る
要するに汚れが目立ちます(汗)。
まあこれは長く使うからこその勲章ということで。
【追記】Windows10にアップグレード後の動作
2015年7月29日よりWindows10の無償アップグレード(当時)が提供されましたが、
私が購入したSurface Pro 3はWindows 8.1 Proが初期搭載。
スムーズなアップグレードが期待できたので、早速試してみました。
Windows8.1からWindows10への移行は、
当初の目論見通り、特に何の問題もありませんでした。
懸念点といえば、
メイリオと比較するとフォントが細く薄味なので見にくいこと、
⇨ディスプレイの全体表示サイズを拡大
新しいデフォルトブラウザとなったMicrosoft Edgeが絶望的に使いづらいこと、
⇨従来通り普段使うブラウザをGoogle Chromeに固定
といった点がありましたが、問題なく使い続けることができました。
ただし、iTunesを使ったiPhoneとの同期が一時上手くいかなくなり、
4ヶ月後にクリーンインストールを行いました。
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