プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの二軍・三軍(ファーム)本拠地が、2016年シーズンから福岡県筑後市の「HAWKSベースボールパーク筑後」に移転しました。
JR鹿児島本線、九州新幹線の筑後船小屋駅からほど近い場所です。
広大な敷地に一軍本拠地「福岡ヤフオクドーム」並の球場や室内練習場などを備えた新しい育成の場となっており、それらの建物がJR鹿児島本線や九州新幹線から間近に見ることができるのも魅力です。
さる3月19日は記念すべき二軍の開幕戦を「タマホームスタジアム筑後」で開催。
私も早速観戦してきました。
時間の都合で駆け足になっていますが、写真とともにお楽しみください。
※動画再生には時間がかかります。ご注意ください。
【2019年1月27日追記】
内容と写真サイズを一部編集しました。
当記事は2016年3月20日現在のものです。
ボールパークへ到着
JR博多駅から快速で約50分、今回は乗り継いて筑後船小屋駅へ到着です。
電車が駅へ到着する直前に、車窓からHAWKSベースボールパーク筑後の建物を見ることができます。
野球を観に行く気持ちが一層高まりますね。
筑後船小屋駅からスタジアムへ
電車のドアが開いたら、目の前でホークス若手選手がお出迎え。
ファーム本拠地の最寄り駅としても結構大掛かりにPRしているようですね。
新しくも小ぢんまりとした在来線の改札を出て左に進みます。
記念すべき最初の公式戦ということで、駅を降りて球場へ向かう人が多いのでしょう。
係員の誘導に沿って踏切を渡ると、道路を挟んだ向こうには既にスコアボードが見えます。
(諸事情あってプレイボールに間に合いませんでした)
JRで向かう場合は駅から球場の見える方向に歩いていけば入口まで5分とかかりません。
入口は外野のレフト後方になります。
球場入口へ歩く途中でご当地キャラとすれ違ったりしながら、
(オープニングセレモニーなどあった関係でご当地キャラクターも来ていた様子)
球場の周りを半周近く歩くとホークスのファーム本拠地球場、タマホームスタジアム筑後の正面入口へ到着です。
グッズの販売所もちゃんとあります。
正面では筑後市のキャラクター「はね丸」がファンサービスしていました。
入場口からスタジアムへ入る途中、一塁側の向こうに見えるのはサブグラウンドです。
スタンドがある外壁はやや重厚な感じが。おかげでトイレのサインが見づらいです。
タマホームスタジアム筑後の場内へ
友人にバックネット裏のチケットを買ってもらっていたので、座席位置を少し探しながら合流。
おかげで遅れても座れてよかったよかった。
既にたくさんの観客で埋まっていました。
バックネット裏は全面にネットが張られています。
座席もゆったりめで見やすいです。
一塁側・三塁側の両方にいま流行りのフィールドシートが。
この日は広島東洋カープとの試合。
5回が終了しグラウンド整備に入る間、今度はホークスのファームマスコットキャラクター「ひな丸」がひょこひょこと登場。
7回表が終わると今度は一軍の試合と同様、ラッキー7の「いざゆけ若鷹軍団」とジェット風船がスタンドから打ち上がります。
ここはヤフオクドームと同じ流れ。
ちゃんとタマスタ用のビジョンの演出もありました。
が、ジェット風船が次々とバックネットに引っかかっていきます(笑)。
思いっきり視界にも引っかかるジェット風船(笑)。
ちなみにこの試合は満員御礼でした。
記念すべき開幕戦とはいえ、二軍の試合でも大賑わいです。
デジカメでズームしてスコアボードを見てみます。一軍の本拠地球場並みの情報量。
ただ、これまでの写真を見ても分かる通りバックネット裏席は逆光になります。
また、スコアボードの文字が小さくて見難いかな。
それにしてもこのジェット風船の引っ掛かり具合はひどい(笑)。
前方座席のお客さんがネットを揺すって引っ掛かった風船を落としていました。
試合は劇的な幕切れと試合後
さて、試合はカープの磯村選手がタマスタ筑後の第1号ホームランを放ち1点を先制しますが、
9回裏、ホークスが真砂、上林、江川選手の3連続安打で劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めました。
応援していたファン大喜びです。
なかなか見ることができない試合展開でした。
二軍では試合後の打撃練習やストレッチなどの様子を見ることができるのも魅力。
日が傾きつつある中でバットを振り続けたりボールを追いかけたりする選手の姿を見ると、より一層がんばって欲しいという思いが湧きますね。
そんなこんなで、スタンドを後にする前におまけ。
バックネット裏の席にはドリンクカップホルダーが設置されています。
観戦のお供に(昼から)ビールという方も安心。
試合終了後スタジアムから駅へ
スタジアムを出て、駅に戻る道中。
線路沿いにアオダモの木が植樹されています。
タマスタ筑後へ足を運ぶファンは、選手たちの成長とともにアオダモが育っていくのも見ることができそうですね。
向こうには九州新幹線の高架が見えますね。
再び、三塁側からレフト方向の外周を抜けて筑後船小屋駅へ向かいます。
駐車場もすぐそこ。防球ネットもかなり高いところまでカバーしています。
駅やその周辺も駐車場がありますので、この日のように満員だとかにならない限りはマイカーで観戦に出かけるのも苦にならないことでしょう。
筑後船小屋駅まで戻ってきました。
ここも二軍の試合があるごとに昼間も賑わう場所となるのでしょうか。
筑後船小屋駅の在来線ホームから新幹線の駅舎を臨みます。
寮生活をする若い選手たちはここから福岡市内へ向かい、ヤフオクドームでプレーすることになるのでしょう。
一人でも多くの選手が羽ばたいていけるよう、見守っていきたいですね。
より大きく、身近になった成長するための野球場
今回は記念すべき開幕戦観戦とタマスタ筑後の簡単な球場レポートをいたしました。
ファーム新球場こけら落としの試合ということでたくさんの観客が詰めかけていましたが、それでもまだのどかな感じのする筑後船小屋駅とHAWKSベースボールパーク筑後の周辺です。
近隣の方でなければ遠出する印象が強いことと思いますが、野球観戦の雰囲気は十分楽しめる場所であり、また今回写真に収めていない室内練習場などもっと見どころがたくさんある場所と言えるでしょう。
数々の問題が報道され続ける最近のプロ野球ですが、それでも一生懸命野球に打ち込む選手たちの姿を間近で見て成長を見守っていく環境があることを希望として、少しでも多くの人に野球の醍醐味を味わってもらえる場所として発展していくといいですね。
コメント